撮像素子には、APS-Cサイズ相当(23.5×15.6ミリ)の有効2435万画素CMOSセンサーを採用する。画像処理エンジンには新たに「PRIME III」を装備。A3プリントにも適した高解像と、色乗りがよく濁りが少ない発色、滑らかなトーン再現を実現している。感度は最高でISO51200に対応。ISO1600くらいまではノイズが気にならず、用途によってはそれ以上の高感度も実用的といえる。
試用では、高解像ながら快適なレスポンス性能と、クリアで見やすい光学ファインダーによって、撮る楽しみを満喫できた。私自身、近ごろはミラーレスカメラを使う機会が増えているが、リアルな被写体をしっかりと見ながら撮影できる一眼レフならではのメリットを再確認した気がする。
試用期間中は天候に恵まれたため、悪条件下でのテストは行っていないが、防じん防滴性能や耐寒性能なども魅力的だ。欲を言えば、液晶モニタがバリアングル式またはチルト式であれば、撮影の自由度がより広がったはずだ。それ以外は大きな不足や不満はない。あらゆる点が進化した本格一眼レフ機として、幅広いユーザー層にお勧めできる。
絞り優先AE(F6.3 1/50秒) ISO100 WB:CTE カスタムイメージ:ナチュラル 焦点距離:100mm レンズ:「DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」
ローパス効果ON/OFF可能 シリーズ最上位一眼レフ「PENTAX K-3」
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