撮影モードは、P(プログラムオート)、A(絞り優先オート)、S(シャッター優先オート)、M(マニュアル露出)の4モードに対応する。シーンモードや動画モードは非搭載となる。無駄な機能を省き、シンプルに写真を撮ることに専念できる潔さが魅力だ。
電源オンからの起動時間は約0.14秒で、レリーズタイムラグは約0.052秒、最高での連写速度は約5.5コマ/秒にそれぞれ対応する。同じイメージセンサーとエンジンを搭載したフラッグシップ機「D4」には劣るものの、いずれもフルサイズ機として優秀な値であり、レスポンス面にストレスを感じることはほぼない。
ファインダーは倍率0.7倍、視野率100%のペンダプリズムを装備する。広い視野で被写体を気持ちよく確認できるファインダーだ。AFシステムについては、同社のエントリー向けフルサイズ一眼レフ「D610」から継承したマルチCAM4800オートフォーカスセンサーモジュールを搭載し、最大39点の測距点が利用できる。今回の試用では、キットに付属する単焦点レンズを使ったが、多少薄暗いシーンでもてきぱきと作動するAF性能を体感できた。
機能面でユニークなのは、非CPUレンズでの撮影に対応すること。レンズ情報をカメラに設定し、絞り優先AEまたはマニュアル露出での撮影ができる。また、非CPUレンズで非Ai方式のレンズを使用する際は、マウント部には露出計連動レバーを押し上げてから装着する。
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