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» 2014年04月18日 00時00分 公開

速さの次元が違う、超高速ミラーレス ニコン「Nikon 1 V3」徹底解剖 (3/6)

[荻窪圭,ITmedia]

1800万画素に増えた新CMOSセンサーを採用

 V3の撮像素子はCXフォーマット(13.2×8.8ミリ)アスペクト比 3:2で有効1839万画素。V2の有効1425万画素から画素数はぐっと増えた。

 1800万画素にしてはセンサーサイズが小さいので高感度時が気になるところだが、やはり得意とはいえない。ただ、ノイズ低減処理が上手に働いているのでISO1600までは普通に使えそう。ISO12800までいけるが、ISO6400以上は非常用だ。

 どうしても高感度で撮りたいときは、ISO6400と12800にNRモードが用意されているのでそれを使うとよい。電子シャッターで複数枚連写して合成することでノイズを軽減する連写合成機能で、効果は大きい。

photophoto ISO400(写真=左)、ISO800(写真=右)
photophoto ISO1600(写真=左)、ISO3200(写真=右)
photophoto ISO6400(写真=左)、ISO6400「NR」オン(写真=右)
photophoto ISO12800(写真=左)、ISO12800「NR」オン(写真=右)

 上の写真ではISO400以上の高感度でノイズのチェックをしてみた。ISO6400と12800については、NR(連写+合成でノイズを低減する)のオンとオフの両方を撮ってある。確かにNRにした方が、ノイズが減って落ち着くことが分かる。

 操作系にも注目したい。

 ポイントは2点。ひとつは同社「COOLPIX P」シリーズや「Df」同様、前面にダイヤルがついたこと。さらに上面にクリック付コマンドダイヤル、背面にホイールがあるので、ダイヤルは全部で3つある。「F」キーと組み合わせれば操作性は高い。

photo 上面から。ボディの前後にダイヤルがあるのが分かる。撮影モードダイヤルはNikon 1ならではのユニークさで、オートとP/A/S/Mに加え、モーションスナップショットやクリエイティブモードなどがある

 ただまあ、この3つが使い分けやすい操作系かというと疑問で、ダイヤル2つが同じ機能になったり、状況によっては3つのダイヤルが全部同じ働きをしたりと、ちょっともったいない感じ。ダイヤルが3つあるなら、Aモードなら絞りと露出補正とISO感度の3つに割り振りたいと思うのだが、できないのである。そのあたり改善の余地ありか。もうちょっと同社一眼レフに近い感覚で操作できるとうれしい。

 操作系のもうひとつのポイントは、背面モニタ。

 とうとうモニタがチルト式になり、タッチパネルが内蔵されたのだ。チルト式になったことで撮影アングルの自由度が向上した。

photo
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photo モニタは超薄型でチルトする。ハイアングルローアングルともに90度イケるところがなんともユニーク
photo モニタは脇にある4つのボタン(再生・MENU・DISP・削除)も一緒にチルトするところが面白い

 タッチパネルは各種操作のほか、AFや撮影に使える。ただ、タッチAF(画面をタッチするとAFだけ働いて撮影はシャッターボタンで行う)が特定の状況下でしか使えないのはちょっと不便。P/A/S/Mの各モードで、シングルポイントAFにしたときだけなのである。

 ハードウエアで注目すべき点をもうちょっと挙げておこう。

 Vシリーズの特徴でもあったEVFが外付けになったことと、記録メディアがmicroSDメモリーカードになったことだ。どちらも、よりコンパクトなカメラを指向した故だろう。microSDを採用した覚悟は評価したい。Wi-Fiも搭載された。

photo 記録メディアはより小さなmicroSDカードに。USBはmicroUSB端子だ

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