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» 2014年04月18日 00時00分 公開

速さの次元が違う、超高速ミラーレス ニコン「Nikon 1 V3」徹底解剖 (2/6)

[荻窪圭,ITmedia]

 で、なぜそんな高速連写が可能なのか、というと、電子シャッターを使っているから。普段はメカシャッターなのだが、高速連写時など必要に応じて、電子シャッターに切り替わるのだ。

 電子シャッター時はメカニカルな動きがない分、連写速度を上げられるのである。電子シャッター時は最高シャッター速度も上げられる。メカシャッターだと1/4000秒が最高だが、電子シャッターでは1/16000秒までいけるのだ。

 シャッタースピード優先で噴水を撮ってみた。1/16000秒ならではの写りをどうぞ。水の一部がぎりぎりまで膨らんでぱちんとはじけた瞬間である。

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photo 2枚ともシャッタースピードは1/16000秒。レンズは「1 NIKKOR 18.5mm f/1.8」。昼間でもこのシャッタースピードを楽しむには明るいレンズが欠かせない

 1/16000秒ともなると楽しいですな。いろんな瞬間を撮ってみたくなる。1/16000秒で秒60枚で連写して1800万画素で記録できるカメラなんて、なかなかないですよ。

 電子シャッターのメリットはもうひとつある。音がしないことである。Nikon 1では以前からサイレントモードにすると電子シャッターのみに切り替わり、ほぼ無音で撮れる。ただ電子シャッターは万能ではない。高速に動くものを撮るとCMOSセンサー特有のローリングシャッターゆがみが発生する。ホームを通過する急行電車を真横から撮ったカットがこちら。

photophoto 左が電子シャッター、右がメカシャッター。いずれも1/1600秒のシャッタースピードだが、左はローリングシャッターゆがみが発生している

 ドアや窓を見ると微妙に斜めになってるのが分かるかと思う。でもNikon 1は電子シャッターにしてはゆがみが少ないので、普段はあまり気にしなくてよいかと思う。というわけで、AFが超速くてシャッタースピードが超速くて連写が超速いというのがV3の特徴なわけだ。それを簡単に味わえてしまうのである。

photophoto メニューからサイレント撮影をオンにすると、電子シャッターのみになり、効果音も消えて完全な無音になる。静かな場所での撮影に最適(写真=左)、ISO感度は160から。ISO AUTOはISO感度の上限によってA800からA6400まで3パターンある(写真=右)

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