本体上部にはズームレバー一体型のシャッターボタン、モードダイヤル、電源ボタンがあり、背面には動画ボタン、再生ボタン、円形の十字キー、MENUボタン、INFOボタンを配置する。カメラとしてボタンは必要最小限で、操作性はシンプル。P/Mモードはあるが、基本的にはオートでの撮影を想定したカメラだ。
背面ディスプレイは3型/46万画素で、タッチパネル操作に対応している。スマートフォンに比べるとタッチ操作の及ぶ範囲は限定的で、撮影時はタッチAF/タッチシャッター、撮影モード「iAUTO」での色合いなどの操作、再生時に左右フリックでの画像送り、画像の拡大縮小、拡大時の再生位置の移動、といった程度にとどまる。
これら以外の撮影設定変更やメニュー画面操作はタッチ操作で行えず、また、ダブルタッチやピンチイン/アウトといったスマートフォンライクな操作もできない。スマホに慣れきった身としてはちょっと中途半端な気もするが、タッチAFやフリックでの画像送りはできるし反応もいい。方式としては感圧式のようで、手ぶくろをしていてもタッチ操作できるし、付属のタッチペンで操作してもいい。
背面十字キーには、上が露出補正、右がフラッシュ、下が連写という機能割り当てが行われている(ただし、全自動の「iAUTO」時は露出補正が使えない)。十字キー左に単独の機能は割り当てられていないが、押すことで画面右側にファンクションメニューが表示され、iAUTOでは、連写、画像サイズ、アスペクト比、動画解像度を左キーから選択できる。
iAUTO時には基本的に撮影設定を変更できないが「ライブガイド」機能があり、十字キー中央のOKボタンを押すか、画面のLIVE GUIDEアイコンをタッチすると、色の鮮やかさ(彩度)、色あい(ホワイトバランス)、明るさ(露出)の3項目を変更できる。Pモードにすると、ファンクションメニューから露出補正、ホワイトバランス、ISO感度、ピクチャーモードなどが変更できるようになる。細かい撮影設定をしたい場合はこちらのモードを使う。
Mモードは、シャッタースピードと絞り値を変更できるようになるが、絞りはNDフィルターを使うために2段階しか選択できない。明るい場所でシャッタースピードを遅くしたい場合などに使うような形になるだろう。
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