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簡単に長時間露光写真が撮れるPlayMemories Camera Apps「ライトトレイル」

» 2014年09月25日 18時30分 公開
[園部修,ITmedia]

 ソニーが9月25日、ライブビューの画面を見ながら、誰でも簡単に長時間露光したかのような写真が撮れるデジタルカメラ用アプリケーション「ライトトレイル」をリリースした。対応機種は「α7S」。価格は514円(税込)で、PlayMemories Camera Appsサイトからダウンロードできる。

α7S PlayMemories Camera Appsの「ライトトレイル」はα7Sで利用できる

 ライトトレイルは、長時間露光した際に、光が軌跡として残る写真を簡単に撮れるアプリケーション。三脚にカメラを固定し、ライトトレイルアプリを起動して、モードダイヤルを「S」モードに設定すると利用できる。通常、長時間露光は画面内全体の露出を考えながら、何度も失敗を繰り返して露光時間を調整するが、ライトトレイルを使えば、背景となる景色は適正露出のまま、明るい光が通過した部分だけ徐々に光跡が追加されるので、じわじわ変化するライブビューの画像を見ながらイメージ通りの仕上がりまで露光できる。

ライトトレイルをインストールしたα7Sで実際に撮影してみた様子。EVF部分に手をかざしてシャッターを切ると露光が始まり、背景の露出が決まったあとは光跡のみが増えていく。ほどよく光跡が撮れたと思ったところでもう一度手をかざすとシャッターが切れ、露光が終了する
ライトトレイル 実際に撮れた写真。流れるような光跡と適正露出の背景が特別な設定もなく撮影できる。ライトトレイルで撮影(F13 62秒) 露出補正:±0 ISO100 WB:オート 焦点距離:35mm レンズ:Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA
ライトトレイル ライトトレイルで撮影(F18 52秒) 露出補正:±0 ISO100 WB:オート 焦点距離:35mm レンズ:Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

 設定画面で「タッチレスシャッター」を「入」に設定すれば、EVFのセンサーを指で遮るだけでシャッター操作が行え、カメラ本体の振動に起因するブレを防げる。作例では道路を走る車の光跡などを撮ってみたが、花火の撮影などでも活用できそうだ。

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