EOS 5Ds Rの解像度は魅力だ。特に風景写真を撮影する人にとっては気になる存在だろう。木々の一葉から屋根瓦一枚まで確実に解像する。
EF24-70mm F4L IS USM のマクロモードでモデルの瞳に迫る。まつげのリアル感がスゴい。またフォーカスが合った部分の描写が実にクリア。目の前の風景がクッキリと写っている。
EOS 5Ds Rのピクチャースタイル「モノクロ」で撮影。しっとりとした仕上がりとなった。モデルのあどけない表情がいい。ピクチャースタイルには「ディテール重視」が新たに搭載され、好みに合ったモードで絵作りができる
EOS 5Ds Rは「5000万画素オーバー」という数字に惑わされることなく、高画素の魅力を味わえるカメラになっていると感じた。このあたりのバランス感はさすがキヤノンだ。単焦点レンズを使えば、シャープさとボケが高次元で同居したカットを撮ることができる。
高感度はISO400からノイズが増大する。EOS 5Ds Rの特長を最大限に出すならばISO100で撮影したい。
撮影を終えEOS 5Ds Rで撮った画像をPCで確認するのはとても楽しい。最適なレンズで確実に撮影したものだと、本当に高精細でクリアな絵がスクリーン上に展開されるからだ。この楽しみは高画素機でしか味わえない。時間を忘れて見入ってしまうくらいである。自分もインプレッションして、このカメラがとても欲しくなってしまったほどである。残念ながら高額なため購入できないが(笑)。
EOS 5Ds Rが気になった人は是非とも入手して、5000万画素オーバーの世界を味わって欲しいと思う。ちょっとだけ気を配って撮影すれば、その楽しさと素晴らしさが手に入るはずである。
(モデル:伊藤千晶/オスカープロモーション)
(編注:本記事では一般的な撮影状態での利用を念頭に置いているため、人物撮影にレフ版などは利用しておりません)
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