オリンパスが1月6日、マイクロフォーサーズシステムに準拠した超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」を発表した。2月下旬から販売を開始する。希望小売価格は39万9600円。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROは、35ミリ判換算で600ミリ相当の焦点距離を持つ超望遠レンズ。特に画質の高さをウリにするM.ZUIKO PROシリーズに属する最新レンズで、オリンパス製の交換レンズとしては初めてレンズ内に手ブレ補正機構を搭載した。「OM-D E-M1」をファームウェアVer. 4.0に、「OM-D E-M5 Mark II」をファームウェアVer. 2.0にアップデートすると、ボディ内蔵の5軸手ブレ補正と連動して、「5軸シンクロ手ブレ補正」として動作し、CIPA基準で6段分の手ブレ補正が可能になる。超望遠レンズながらも手持ちでの撮影が可能になるという。レンズ内手ブレ補正だけでも約4段分の補正性能がある。
スーパーEDレンズ3枚、特殊高屈折率(E-HR)レンズ1枚、高屈折率(HR)レンズ1枚などを盛り込んだ10群17枚のレンズは、絞り開放から優れた光学性能を持ち、ZUIKO DIGITALシリーズのスーパーハイグレードレンズを上回る解像力を実現したという。最短撮影距離は1.4メートル、最大撮影倍率は35ミリ判換算で0.48内相当(0.24倍)。
専用テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」と組み合わせれば、35ミリ判換算で840ミリ相当のコンパクトな超望遠レンズとしても活用できる。
もちろん他のPROシリーズのレンズ同様、防じん防滴性能も備える。フードは組み込み式で、簡単にレンズ先端に伸ばせる仕組みだ。フィルターサイズは77ミリ、最大径と全長はフード使用時で92.5×280ミリ。重さは三脚座を外すと1270グラムとなる。
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