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» 2004年12月08日 18時32分 公開

Oracle OpenWorld 2004:プライバシーを守るOracle Database 10g R2

Oracle OpenWorldでOracle Database 10g R2が発表された。製品の質に磨きを掛け、10gへの移行を加速させるのが狙いだが、セキュリティ機能が最も重要だとメンデルソン上級副社長は話す。

[浅井英二,ITmedia]

 米国時間12月7日、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「Oracle OpenWorld 2004 San Francisco」で、Oracleは同社のフラグシップ製品「Oracle Database 10g」の最新版を2005年半ばに出荷すると発表した。

 Oracle Databaseの開発を統括するアンディ・メンデルソン上級副社長は、プレス向けのブリーフィングを行い、Oracle Database 10g Release 2は、管理コストを引き下げ、可用性を高める機能強化を通じ、10gへの移行を加速させるのが狙いだ。

Oracle Databaseの開発を統括するメンデルソン氏

 とはいえ、Oracle Database 10g Release 2は、単なるメンテナンスリリースにとどまらない多彩な機能が盛り込まれている。例えば、Release 1で搭載された「Automatic Storage Management」は、自動化とストレージの仮想化に磨きがかかり、エンタープライズグリッド環境におけるストレージ資源の共有をより容易にしてくれる。

 また、メンデルソン氏自身が、「最も重要」と紹介したのが、「Transparent Data Encryption」機能だ。アプリケーションに一切の変更を加えることなく、透過的にデータを暗号化してストレージに格納するもので、企業が個人情報保護や法規制を遵守するのを支援するという。

 しかし、こうした公共機関や企業が保護しなければならないデータは大半が構造化されていないものだ。OracleではRelease 2でXML Query(XQuery)をサポートする。XQueryは、XMLデータにアクセスする標準仕様としてW3Cが2005年後半に勧告するとみられている。IBM DB2もXQuery対応を計画しているが、メンデルソン氏は「Release 2が商用データベースとして初めてXML Queryをサポートする」とした。

 このほか、Microsoftとの関係改善の流れを受け、Windowsへの対応も強化される。ストアドプロシージャをCommon Runtime Languageで実行できるようにするほか、Visual Studioともさらに緊密な統合が図られるという。

 なお、メンデルソン氏はRelease 3の方向性も明かした。

 「Release 3では、ストレージとの一体化をさらに進め、グリッドの管理性やサービスレベルを高めていく。セキュリティもさらに重要さが増し、法規制遵守を支援するための文書管理自動化機能が追加される」(メンデルソン氏)

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