最近では、24時間メールで受け付け、というケースもあるようだが、やはり電話サポートですぐに解決したい、というケースも多いはず。
しかし、多くのメーカーでは平日だと9時〜17時という時間制限がある場合もある。しかし、これだと仕事を持っているサラリーマンの多くはサポートを受けることができない。例え会社から電話できたとしても、自宅パソコンのサポートを受けることは難しい。だいたいが、私用電話は禁止している会社も多いことだろう。
筆者もサラリーマン時代、自宅パソコンで増設したメモリがうまく認識してくれず、メーカーサポートに電話したことがあったが、結局この時間の壁に阻まれた。しかも、何度試してもなかなか繋がらず、出てくれたとしても自宅ではないので状況説明がほぼ不可能。最終的には、「通常はやらない」というメールで対応してもらい、結局は製品の取り替えとなったのを思い出した。
磯島大氏「磯島大の「マーケティング夢想」(^_^)」に投稿された”サポート受付は平日の9時から17時”で本当にいいのか?では、この電話サポートについての実体験からの疑問が提示されている。
最近はメールサポートが充実しているというメーカーも増えているが、磯島氏が指摘するように、コンピュータに不慣れなユーザーにとって、メールサポートはハードルが高いことがあるらしい。
従って電話サポートとなるが、そこに平日9時〜17時という制限があれば、よほどヒマな人でない限りはサポートを受けられない可能性が高くなってしまう。本来サポートを受けたい人が受けられないのは本末転倒ではないだろうか。
また、このエントリーに「有料で24時間サポートも可能」というコメントが寄せられているが、本当の意味での初心者にはそういうことも分かりづらいかもしれない。さらに言えば、有料の24時間サポートをやっているメーカーも、まだ一部のような気がするのだが、どうだろうか。
最近は、個人のWebページやブログから大企業のWebサイトに至る、あらゆる媒体でGoogle AdSense広告を見ることが増えている。かくいう筆者もアカウントを持っているが、1年に1回、報酬の支払いがあれば御の字程度の効果だ。逆に、毎月のように報酬を得ているユーザーもいることだろう。
しかし同時に、これまできちんとしていたはずのアカウントが理由も分からず抹消されてしまうといったトラブルも相次いでいるようだ。折田明子氏「Empowerment blog」に投稿されたなんて不透明な!Google Adsenseが止められた。では、正にアカウント停止を受けてしまった体験が赤裸々につづられている。
あくまで一方的に通知が来て、こちらから申し立てても連絡もないとのこと。この対応に折田氏は、「何が起きているか分からないユーザに、連絡すらしないのでしょうか」と怒りをあらわにしている。
冒頭にも書いたようにGoogleは、マイクロソフトやYahoo!が対抗策を講じようとするほど急成長している企業だ。ぜひ、きちんとした対応をし、ユーザーに残された不透明さ、不信感を拭いさって欲しいと願うばかりだ。今後の動向を注視したい。
最後に、幾つか気になったエントリーを紹介したい。
この「オルタナブログ通信」でもそうだが、いちばん悩むところは何かといえば、やはり“記事タイトル”である。まず、興味を持ってもらいクリックしてもらわないと、読んでもらうことすらできないからだ。オルタナティブ・ブログのランキングでも、やはり見出しで引っ張っているエントリーも多い。そのような意味では、堀内浩二氏「発想七日!」のタイトルと見出しの付け方(Webコンテンツ向け)は実に興味深く読んだ。
そして「見出し」という点で栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」の見出しやタイトルは著作物ではない(今さらではありますが)が気になった。コメントも含めてなかなか興味深い話が展開されているので、ぜひ目を通してもらいたい。
別の話題になるが、大迫正治氏「大迫正治 REPEDANT BLOG」のセカンドライフが提示するユーザーインターフェースの現状と限界は、決してセカンドライフだけの問題ではないと感じた。
大迫氏は、日本においてセカンドライフがイマイチな感じが拭えないのは、「要求されるマシンスペックの高さ」とユーザーインタフェースではないかと指摘している。セカンドライフに限らず、マシンパワーを要求するものが最近特に多すぎるのだ。MMORPGでも、必要以上に高スペックな環境を求めるものが増えてきた。しかし、すべてのユーザーが対応できるわけではないから、結果、ゲームは過疎化してしまうのだ。事実、いくつかのゲームはそういう状況になっているのを確認している。結局こういうものは、汎用的なパソコンよりも専用マシンのほうに移行していくのだろうか。今後の動きに注目したいと思う。
以上、5月3日から9日にかけてのオルタナティブ・ブログに投稿されたエントリーから、筆者が気になったものをピックアップしてみた。
冒頭で述べたように、オルタナティブ・ブログには、数多くのエントリーが投稿されている。今回取り上げたのは、そのうちのごく一部。すべてに触れると膨大な量になってしまうだろう。ぜひ、本記事を通して興味があったももの本投稿を読んでほしい。
その際の参考としては、まず「ブロガー一覧」を見てみよう。4月13日のオルタナ通信でも記したが、各ブロガーの最新投稿タイトルが表示されているので、興味深いものがあったら読んでみるとよい。その中からお気に入りブロガーを見付けることができるかもしれない。また、「最新投稿一覧」からは、オルタナティブ・ブログ全体の最新投稿記事をRSSリーダーなどでチェックすることも可能だ。
ITの今を知る、新たな発見があるに違いない。
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