ウィルコム、W-ZERO3の第3弾となる新スマートフォンを発表(2/2 ページ)

» 2007年06月07日 15時19分 公開
[國谷武史,ITmedia]
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 開発元のシャープ代表取締役副社長の松本雅史氏は、「Advancedは携帯電話に匹敵するサイズと性能を手に入れ、9000万台以上が普及する携帯電話市場を取り込む可能性を秘めている」と期待感を述べた。

 シャープは、液晶テレビAQUOSのブランド展開で生産工場の地名にちなんだ「亀山(三重県亀山市)モデル」を訴求しているが、松本氏はW-ZERO3を「大和郡山(奈良県大和郡山市)モデルとしてメイドインジャパンをアピールしたい」と話した。

 OSを供給するマイクロソフト代表執行役社長のダレン・ヒューストン氏は、メッセージ機能やWebサービス、セキュリティ性の向上を特長とするWindows Mobile 6を紹介するとともに、ビジネス端末としてのAdvancedの可能性に触れた。

新日石トレーディングがモバイル業務機器としてAdvanceの導入を決めている

 ダレン氏は、「日本のデジタルワークスタイル(モバイル端末のオフィス業務利用)は、欧米に比べて3〜5年も遅れている」という。Advanceは、日本の携帯電話が強みとするマルチメディア性とビジネスソフトやセキュリティ機能を兼ね備え、プライベートと仕事の両面でユーザーが使いこなせる端末だとして、「スマートフォンの存在をメジャーにし、日本の業務環境を変革するだろう」と話した。

 Advanced/W-ZERO3[es]は、6月29日から販売予約を開始する。価格は、オンラインショップでの新規契約の場合で2万9800円(音声/データ定額プラン加入の場合)。また、機種変更で購入を希望する契約者に限定して、新たに割賦販売制度を導入する予定だとしている。

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