第9回 EMモバイルBBは「あなたの仕事を20倍速くする」のか?再考・ワイヤレスネットワーク(2/4 ページ)

» 2007年08月16日 07時00分 公開
[池田冬彦,ITmedia]

小型・軽量、設定いらず

 それでは、今回は汎用性の高いUSBタイプの通信アダプタD01HWにフォーカスし、使用感をレポートしていこう。なお、今回の検証には、Windows Vista Ultimate/Mac OS X v10.4.10がデュアルブート環境で動作する、アップルのMacBookを使用した。

 D01HWのパッケージには、USBケーブル(2本:19cm/82cm)が付属し、いずれかを使い分けることができる。通常は短い19cmのもので十分だろう。サイズは長さが約9cm、横幅が4.2cmとかなり小型で、重さは40gしかない。また、収納ケース自体が小型なので、普段はケースに入れて気軽に持ち歩ける。契約者情報はUSIM(Universal SIM)カードに記録されている。

画像 D01HWの本体は小型で携帯性に優れている
画像 本体側面にはUSIMカードスロットを備える

 また、インストールが簡単なのも本製品の特徴だ。ゼロインストールに対応しており、Windowsで使う場合は、簡単にセットアップできる。PCに接続するだけで自動的にインストーラが起動し、画面の指示に従ってインストール作業を進めていくだけだ。なお、Mac OS Xの場合は、付属CD-ROMでドライバをインストールすればいい。

画像 「EMOBILE D01HWユーティリティ」は既に接続のプロファイルが事前設定された状態だ。何も設定を行わずにすぐ利用できる

 あとは、デスクトップに作成された「EMOBILE D01HWユーティリティ」をダブルクリックし、「接続」をクリックするだけでインターネットに接続する。このように、ダイヤルアップの設定すら不要だ(Mac OS Xの場合は「システム環境設定−ネットワーク」で、ダイヤルアップの設定が必要)。このように、誰にでも簡単に使えるのがD01HWの大きなポイントだ。

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