同社のスマートフォン導入は、現在のところ成功につながっているようだ。導入コストは当初想定したPC導入の場合よりも抑えられ、アプリケーション開発に集中できたという。また、通信コストも通話・データ通信の両面で定額制を利用しており、管理が容易になった。
運用後の課題について、加藤氏は「現場の声を重視して開発してきたので使われなくなる事態は避けられた。それでも本社の立場では分からないこともある。現場の声に耳を傾け、今後もシステムの改善を図っていきたい」と話す。
このほかの改善点では、加藤氏はスマートフォンのさらなる小型化、PHSの電波環境の改善、周辺機器とのワイヤレス接続による業務効率化を挙げる。
「端末が小さくなったとはいえ、女性スタッフにはまだ大きくて重いという印象があるようだ。ウィルコムにはさらに頑張っていただきたい。電波環境やワイヤレス化は、テナント管理者の都合もあるので、できる範囲から改善に取り組みたい」(加藤氏)
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