東京書籍、「WebFOCUS」で目視による検品チェックをシステム化

東京書籍はアシストのBIツール「WebFOCUS」を用いて、生産管理における目視の作業をシステム化した。

» 2008年10月03日 13時46分 公開
[ITmedia]

 教科書出版の東京書籍は生産管理におけるリポート分析システムを、アシストのBI(ビジネスインテリジェンス)プラットフォーム「WebFOCUS」で構築した。アシストが10月2日に発表した。システムは10月1日より稼働している。

 東京書籍の生産管理において目視で行っていた出庫伝票や検品チェックなどを、WebFOCUSによってシステム化した。従来、基幹システムから必要なデータをExcelに抽出し、担当者にExcelシートを配布して、目視により検品などを行っていた。WebFOCUSではWeb上に必要なデータが表示されるため、誰でもデータを参照できるようになり、業務効率の向上を実現したという。

 同社は2007年8月にリポート分析システムの刷新を開始した。リアルタイムでのデータ参照、意思決定の迅速化、データ加工の簡便さ、情報システム部のデータ抽出の負荷軽減を要件定義として定め、システムを構築したという。システムの開発には、アシストの情報活用システム構築サービス「TEMBIM(てんびん:TEtra Method BI Modeling)」のリポート設計とリポート開発サービスを用いた。同社が検討した他ベンダーのサービスと比べて開発期間を短縮できると見積もり、採用を決めた。

 12月初旬にWebFOCUS上で稼働する情報検索ツール「DataSurfing」を用いた物流システムの稼働を予定している。販売/社内インフラの情報活用基盤も、WebFOCUSで刷新する予定という。

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