NHKは「Omniture SiteCatalyst」を導入し、VODサービスのサイトを分析している。視聴者に人気のある番組を割り出し、宣伝や企画の立案に役立てていく予定だ。
日本放送協会(NHK)は、過去に放送した番組をWeb上で配信するサービスの視聴動向をWeb解析ツールで分析している。ツールを提供したオムニチュアが12月11日に発表した。
NHKのビデオオンデマンド(VOD)サービス「NHKオンデマンド」を、オムニチュアの「Omuniture SiteCatalyst」で分析する。人気のある番組や売り上げにつながる番組を把握することで、ターゲットに合わせた宣伝や企画の展開に役立てるという。Webサイトの改善や集客の戦略立案にも利用する見込みだ。「サービスを開始して間もないため、分析結果をマーケティングにどう生かすかは検討段階」(NHK広報)にある。
NHKオンデマンドは、NHKが放送した番組をブロードバンド回線を通してPCやテレビに配信する有料サービス。視聴者は、番組をダウンロードできない。NHKは、SiteCatalystが持つビデオ測定機能で、サイトの視聴動向をより細かく分析できると判断し、採用を決めた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.