供給過剰と不況による需要減が響き、「半導体製造装置業界にとって最悪レベルの年」になった。
供給過剰と世界的な不況により、2008年の半導体設備投資は約30%減少した。米Gartnerが4月13日に報告した。
2008年の半導体設備投資は、前年比31.7%減の307億ドルとなった。「供給過剰によるメモリの低迷に続き、業界全体で需要が減少したことから、2008年は半導体製造装置業界にとって最悪レベルの年になった」とGartnerは述べている。
メーカー別ではApplied Materialsが首位を維持し、13.2%のシェアを獲得したが、売上高は39.8%減少した。ASMLが東京エレクトロンを抜いて2位に入り、Teradyneが前年の14位から8位に躍り出た。
順位 | 社名 | 売上高 | シェア(%) | 対前年伸び率(%) |
---|---|---|---|---|
1 | Applied Materials | 4,088.1 | 13.2 | -39.8 |
2 | ASML | 3,525.3 | 11.3 | -23.5 |
3 | 東京エレクトロン | 3,452.8 | 11.1 | -35.6 |
4 | KLA-Tencor | 1,770.9 | 5.7 | -23.9 |
5 | Lam Research | 1,502.0 | 4.8 | -33.1 |
6 | ニコン | 1,332.6 | 4.3 | -26.2 |
7 | 大日本スクリーン製造 | 832.0 | 2.7 | -30.4 |
8 | Teradyne | 825.0 | 2.7 | 16.7 |
9 | アドバンテスト | 787.9 | 2.5 | -51.0 |
10 | ASM International | 787.2 | 2.5 | -23.0 |
その他 | 12,177.6 | 39.2 | -32.1 | |
合計 | 31,081.5 | 100.0 | -31.9 | |
(資料:Gartner) |
分野別ではどの分野も落ち込んでおり、ウエハー製造装置は前年比32.8%減の242億ドル、パッケージング・組み立て装置が24.5%減の40億ドル、自動テスト装置が31%減の24億ドルとなっている。
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