音楽ダウンロード販売、好調な伸び iTunes Storeのシェアは25%に

デジタル音楽の売り上げは15〜20%のペースで伸びており、AppleのiTunes Storeもシェアを伸ばしている。

» 2009年08月20日 07時00分 公開
[ITmedia]

 CDは依然として音楽販売の半分以上を占めているが、デジタル音楽の売り上げは急速に拡大している。NPD Groupが2009年前半の音楽市場調査の結果を報告した。

 同社によると、2009年前半に、CDは米音楽販売全体の65%を、デジタル音楽ダウンロードは35%を占めた。2007年の時点では、音楽ダウンロードの割合が20%だった。デジタル音楽の売り上げは15〜20%のペースで伸びており、CDは同様のペースで売り上げが減っているため、2010年末までにはデジタル音楽とCDの売り上げとほぼ等しくなると同社は予測している。

 米国最大の音楽小売業者は依然としてAppleで、販売本数ベースのシェアは2008年の21%から25%に伸びた。2位はWal-Mart(CDおよびダウンロード販売を含む)で、シェアは14%。3位はBest Buyだった。

 Appleは音楽ダウンロード販売市場でも首位を維持し、市場シェアは69%で、Amazonがシェア8%でそれに続く。CD販売ではWal-Martが20%のシェアを占めて1位となった。以下、シェア16%のBest Buy、10%のTargetとAmazonが続く。

 NPDはAppleのiTunes Storeが音楽小売市場で勢力を拡大していることを指摘しつつも、「大半の消費者がCDを買い続けている限りは、大規模小売店の重要性は無視できない」と述べている。

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