AMDから分社のGLOBALFOUNDRIESに出資した投資会社ATICが、大手半導体ファウンドリのCharteredを買収した。
アブダビ政府系投資会社Advanced Technology Investment Company(ATIC)は9月7日、シンガポールの半導体ファウンドリChartered Semiconductor Manufacturingを買収することで合意に達したと発表した。
ATICがCharteredの普通株を1株当たり2.68シンガポールドル(約1.86米ドル)の現金で買い取り、買収総額は56億シンガポールドル(約39億米ドル)に上る見込み。取引は第4四半期(10〜12月)に完了する予定だ。
ATICは3月、AMDから分社化した半導体ファウンドリGLOBALFOUNDRIESの株式の65.8%を所有している。今回の買収の狙いは、GLOBALFOUNDRIESの技術をCharteredの顧客と生産能力で補完することにあるとしている。Charteredは買収後、GLOBALFOUNDRIESと統合され、GLOBALFOUNDRIESのダグ・グロースCEOが合併後の企業のCEOに就任し、Charteredのチア・ソン・フェCEOはCOO(最高執行責任者)となる。
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