AT&Tは、5月に発表したモバイル対応インフラ強化計画の最初の対象地域を発表した。
AppleのiPhoneを米国で独占販売している米AT&Tは9月9日、モバイルネットワークの強化計画について発表した。年内にロサンゼルスほか6地域のネットワークをHSPA(High Speed Packet Access) 7.2にアップブレードし、2010年には25地域に拡大、2011年にはネットワークの90%をHSPA 7.2対応にする計画だ。年内にHSPA 7.2に対応するのは、ロサンゼルス、マイアミ、シカゴ、ヒューストン、ダラス、シャーロットの6都市。
HSPA 7.2は理論上、最大7.2Mbpsの通信速度を実現する。この速度は現在AT&Tが使用しているUMTSの2倍に相当する。iPhone 3GSがHSPA 7.2に対応しているほか、同社は年内にHSPA 7.2対応のノートPC向け通信カードやスマートフォンを発売する予定だ。
AT&Tは2009年のプロジェクトとして、数千の基地局に光ファイバー接続と容量を追加してHSPA 7.2およびLTEへの対応に備えており、2011年のLTE導入を見込んでいる。
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