Palm決算、引き続き大幅赤字Preは好調

「Palm Pre」を発売した同四半期のスマートフォンの出荷台数は82万3000台で、前期より134%増加した。

» 2009年09月18日 16時11分 公開
[ITmedia]

 米Palm Computingは9月17日発表した第1四半期(6〜8月期)決算は、売上高は前年同期の3億6690万ドルから81%減の6800万ドル、最終損益は1億6450万ドル(1株当たり1ドル17セント)で、前年同期の4190万ドルからさらに赤字が拡大した。

 Palm webOS製品の売上高はGAAP(一般会計基準)が要求するサブスクリプションアカウンティングの取扱いに準拠して経済的な寿命を通じて計上されており、こうした影響を控除した非GAAPベースでは売上高は3億6070万ドルに、純損失は1360万ドル(1株当たり10セント)になる。

 「Palm Pre」を発売した同四半期のスマートフォンの出荷台数は82万3000台で、前年同期からは30%減っているが、前期比では134%増加した。販売台数は81万台で、前年同期比21%減、前期比76%増だった。

 第2四半期(9〜11月期)の見通しについては、非GAAPベースの売上高を2億4000万〜2億7000万ドル、通年は16億〜18億ドルと予測している。同社は9月にwebOS搭載の新スマートフォン「Palm Pixi」を発売しており、同年度下半期にはSprint以外のキャリアでも製品を販売する計画だ。

 またPalmは同日、最大1600万株の普通株を売却する計画を発表した。Palmに出資している非公開投資会社の米Elevation Partnersが3500万ドルで同社株式を購入する意向を示しているという。

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