ソニー、世界最小のUSB型指静脈認証ユニットを発売

ソニーは、単体で静脈情報の登録から認証までができるUSB型指静脈認証ユニット「FVA-U1」を発売した。

» 2009年12月01日 17時01分 公開
[ITmedia]

 ソニーは12月1日、単体で静脈情報の登録から認証までができるUSB型指静脈認証ユニット「FVA-U1」を発売した。独自の指静脈認証技術「mofiria」を採用し、世界最小最軽量(同社調べ)を実現している。

「FVA-U1」

 mofiriaは、LEDから発光された近赤外光を指静脈に当て、体内で散乱した光をCMOSセンサーで効率的に撮像する反射散乱方式。撮像された指静脈画像から静脈パターンを抽出し、静脈パターンのデータを約10分の1に圧縮してメモリへ蓄積する。

 また、独自のアルゴリズムで指位置を固定する必要がなく、撮像された指静脈画像から正確に静脈パターンの抽出と位置の補正を同時に行って高精度と短時間での認証を可能にした。これらの開発により、本体サイズが幅70×奥行き58×高さ14.5ミリメートル、重さ33グラムの小型・軽量化を実現したという。

 併せてmofiria対応の開発キット(SDK)も提供し、業務アプリケーションへのアクセス管理やユーザー認証用途など、さまざまな認証アプリケーションを開発できる。FVA-U1の使用には対応ソフトの購入が別途必要。ディー・ディー・エス、日本セキュアジェネレーション、ソリトンシステムズ、アイ・ビー・イー・ネット・タイムが提供を予定する。

 価格はオープンで、市場想定価格を3万円としている。

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