「Androidのどのバージョンをサポートすべきか」が悩みの種になっているアプリ開発者のために、Googleが現行バージョンのシェアが分かるダッシュボードを公開した。
米Googleは12月17日、現在使われているAndroid端末の搭載OSバージョンのシェアを表示する「device dashboard」を開発者向けに公開した。
現在市場には5つのバージョン(1.1、1.5、1.6、2.0、2.0.1)のAndroidを搭載した端末が混在しており、アプリ開発の際にどのバージョンまでサポートすべきかを判断するのが難しい状態になっている。Googleは開発者の参考となるように、アプリストアのAndroid Marketにアクセスする端末のデータを基に現在のOSバージョンの割合をこのダッシュボードで公開することにした。
現在公開されているのは12月1〜14日のデータで、54.2%と半数以上がAndroid 1.6であることが分かる。2週間前にリリースされ、MotorolaのDROIDに搭載された2.0.1は早くも14.8%を占めている。現在バージョン2.0の端末は、2009年末までに自動的に2.0.1にアップデートされる予定だ。
Googleはこのデータを定期的に更新し、スクリーンサイズ別の端末シェアなどの情報もダッシュボードに追加していく計画だ。
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