脆弱性に対処したGoogle Chromeの更新版、新しい拡張機能を提供

Chrome更新版では1500以上の新機能を利用できる拡張システムを提供し、パフォーマンスの大幅強化をうたっている。

» 2010年01月26日 07時54分 公開
[ITmedia]

 米Googleは1月25日、Windows向けのGoogle Chromeブラウザ更新版となるバージョン4.0.249.78をリリースした。複数の深刻な脆弱性を解決したほか、新しい拡張システムを通じて1500以上の新機能を利用できるようになったとしている。

 Google Chrome Releasesのブログによると、4.0.249.78では11項目のセキュリティ問題に対処した。内訳は危険度「High」が4件、「中」が2件、「低」が5件となっている。

 パフォーマンスの強化も図り、前回のリリースに比べて42%、2009年に提供した最初の正式リリースに比べると400%のパフォーマンス向上を実現した(MozillaのDromaeo DOM Core Testsによる測定結果)としている。

 新しい拡張機能はExtensionギャラリーのページから入手できる。このほか、複数のPCを使っているユーザーがブックマークを同期できる機能なども加わった。

 これら新機能を搭載した更新版は自動的に配布されるが、手動でもアップデートできる。Linux向けの拡張機能はβ版で提供し、Mac向けにも拡張機能やブックマーク同期機能をβ版で提供できるよう準備中だとしている。

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