KCCS、車両向け位置情報サービスに音声案内機能を追加

KCCSは、企業の運搬車両や営業車両向けの位置情報サービスに、新たに音声案内機能を追加しする。

» 2010年02月01日 20時10分 公開
[ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は1月28日、企業の運搬車両や営業車両向けの位置情報サービスに、新たに音声案内機能を追加し、2月1日から提供を開始すると発表した。企業に交通事故の防止など安全管理が強く求められていることに対応する。

 同社は車両の運転手向けに位置情報サービス「SAVE PLATFORM」を提供している。このSAVE PLATFORMに、音声によって安全管理に関するさまざまな注意を喚起する「音声案内オプション」を追加する。音声案内オプションは、GPS衛星から取得する緯度・経度の情報と速度情報をベースに、事前に登録した規制区域や速度情報などを自動かつリアルタイムに運転手に通知する。注意喚起された車両情報はセンターで集中管理できる。

 音声案内オプション機能には例えば、車両が規制区域などの特定エリアに入った際に、「通行禁止区域です。規定ルートに戻ってください」など注意喚起の音声を自動再生するエリア・イン・ボイス機能などがある。住宅地や商店街など、低速指定地域内に車両が入ったときにも、制限速度の案内音声を自動的に流す。

 そのほか、車両が規定速度を超えた際に音声を自動で再生させる「スピードアラート機能」、管理センターからGPS端末に「会社へ連絡してください。お客様の場所が変更になりました」といった命令を送信し、音声を再生させる「センターコントロールボイス機能」などもある。

 音声案内オプションの費用は、音声案内機器をレンタルした場合に初期費用が1万290円、1台の機器レンタル費用が月額1575円。

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