三洋機工はMicrosoft Officeを新規購入しないことで、2年間で約2500万円のコスト削減効果を見込む。
総合設備メーカーの三洋機工は2008年2月に、オープンソースのオフィスソフトウェア「OpenOffice.org」の導入を決定した。導入を支援したアシストが4月13日に発表した。
導入のきっかけは、三洋機工がこれまで活用していたMicrosoft Officeのバージョンアップに費用が発生することだった。OpenOffice.orgの導入に当たり、アシストのヘルプデスクサービス「OpenOffice.org支援サービス」を2008年2月に採用した。同年4月にMicrosoft Officeで作成したファイルを洗い出し、9月に本社のPCを対象にOpenOffice.orgをインストールした。
2009年からはひな形やファイルの変換、マクロの書き換えを進めている。Excelで作成した部品表や手配依頼書などのファイルをOpenOffice.orgに変換したほか、CADソフトウェアで作成した資料も利用できるようにした。「主要なファイルの変換はほぼ終わっている」(アシスト)という。
三洋機工ではOpenOffice.orgへの移行によって、今後2年間で約2500万円のコスト削減効果を見込んでいる。
アシストのOpenOffice.org支援サービスは、OpenOffice.orgを既に導入した住友電気工業やトーホーグループ、会津若松市、四国中央市でも採用されている。
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