林雅之氏の今週の電子書籍ニュース(2010.4.12〜4.17)や今週の電子書籍&情報通信政策関連ニュース(2010.4.19〜4.24)を見ると、電子書籍に関する話題に事欠かないことが分かる。
しかし、電子書籍は昨日今日にスタートしたものではない。なぜ、いま電子書籍がブームになりつつあるか。大木豊成氏が電子書籍という名前が良くないのかなぁで書いた、電子書籍というネーミングからイメージされるものではなく、これから出てくるであろう電子的な書籍への期待もあるのかもしれない。
以下、電子書籍に関するエントリーをまとめて紹介したい。大まかな内容に分けて並べたため、掲載順がバラバラであることをご了承願いたい。
ブロガー | ブログ | 電子書籍に思うこと |
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松尾公也氏 | 「CloseBox and OpenPod」 | 祝・eBook USER創刊! ぼくのところにもKindle届いたので第一印象まとめてみた マンガ端末としてのiPad |
坂本史郎氏 | 「坂本史郎の【朝メール】より」 | KindleとiPadの電子書籍対立:iPadが負けると思う簡単な理由 |
本田雅一氏 | 「パースペクティブ・アイ」 | iPadと電子書籍に関して思うこと。 |
成井秀樹氏 | 「なるいのDRM進化論」 | 「電子書籍の規格を統一すべきだ」という議論を考える。DRMはビジネスモデルと密着した技術。 |
岩永慎一氏 | 「THE SHOW MUST GO ON」 | デジタル教科書議論に垣間見える鶏と卵の関係のようなもの |
林雅之氏 | 「『ビジネス2.0』の視点」 | 「デジタル教科書」に関する取組みについて |
永井孝尚氏 | 「永井孝尚のMM21」 | 角川歴彦氏インタビュー『書籍電子化、出版社どう対応?』を読んで考えた、電子書籍の高収益モデル |
谷川耕一氏 | 「むささびの視線」 | Webはフローで書籍はストック |
大元隆志氏 | 「ASSIOMA」 | 電子書籍リーダが変える産業構造。消える産業、産まれる産業 |
電子書籍リーダーについて比較したり、規格問題や、デジタル教科書、書籍電子化の収益問題など、さまざまな話題がある。そして、電子書籍の普及は、大元隆志氏が指摘するように産業構造を変えることになるかもしれない。しかしいずれにしろ、重要なのは中身(コンテンツ)であることに変わりはない。
また、紙の電子化という点で話題になった、日本経済新聞Web版についても、以下のようなエントリーがあった。
ブロガー | ブログ | 日本経済新聞Web刊に思うこと |
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岩永慎一氏 | 「THE SHOW MUST GO ON」 | 日経のサイトが電子版になったのをキッカケにあちこちのニュースサイトを右往左往 |
大木豊成氏 | 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 | 日本経済新聞Web刊退会の顛末 |
佐々木康彦氏 | 「平凡でもフルーツでもなく、、、」 | チームラボ猪子さんの指摘が鋭すぎw日経Web版はこの議論から何を学ぶのか? |
朝日新聞が特集を編集したWeb新書の販売をはじめたことも、山崎秀夫氏のWeb新書創刊、朝日新聞のマイクロ取引は成功するか?で紹介された。この試みが成功するかどうかも注目したい。
以上、4月15〜28日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでほしい。
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