サーバ不要のPKI認証リモートアクセス、日立情報がサービス化

日立情報システムズは、電子証明書(PKI)を利用したリモートアクセスを可能にするサービスを開始した。

» 2010年06月28日 14時56分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 日立情報システムズは6月28日、電子証明書(PKI)を利用するリモートアクセスサービス「SSCom月額サービス」を開始した。ユーザーはサーバを導入することなく強固なユーザー認証を利用できるようになるという。

 同サービスは、社外から社内システムへの接続を暗号化するリモートアクセス機能と、PKIによるアクセス制限機能を合せたもの。ユーザー認証にPKIを利用することで第三者による正規ユーザーのなりすましを防止する。

 同社では、以前からSSComのパッケージソフトウェア製品を販売しており、別途サーバなどを用意する必要がある。月額サービスでは同社のデータセンターを利用するため、ユーザーがサーバの購入や運用管理にコストを掛ける必要がなくなる。ユーザーは、自前のPCやスマートフォンから同社のデータセンターにインターネット経由でアクセスして認証を行う。認証に成功すると、同社のデータセンター経由で企業内のシステムにアクセスできるようになる。

 料金は初期費用が21万円から。月額費用が20ユーザーの場合で9万8700円から、50ユーザーの場合で17万625円から、100ユーザーの場合で31万5000円からとなっている。

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