2009年末にeBayから独立したSkypeがNASDAQ市場での株式公開を申請した。
IP電話サービスのSkypeは8月9日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に株式公開を申請したと発表した。公開株式数や上場の日程、銘柄コードなどの詳細はまだ明らかにしていないが、最大1億ドルの調達を目指し、NASDAQ上場を計画している。
幹事会社はGoldman Sachs、J.P. Morgan Securities、Morgan Stanleyが共同で務める。
Skypeは2003年創業のルクセンブルクに本拠を置く非公開企業。2005年に米eBayに買収されたが、2009年2月にeBayが株式の65%を売却し、独立企業に戻った。同年11月には共同創業者が株式の14%を獲得し、取締役会に加わった。
SEC提出文書によると、同社サービスのユーザーは2010年6月30日の時点で5億6000万人。2010年上半期の売上高は4億600万ドル、純利益は1300万ドルだった。
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