KCCS、IT資産のライフサイクル管理サービスを立ち上げ

京セラコミュニケーションシステムは、PCやネットワーク、クラウドなどのIT資産管理サービスを開始する。

» 2010年08月26日 18時03分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は8月26日、IT資産のライフサイクル管理サービス「GreenOffice LCM」を10月に開始すると発表した。

 同サービスは、企業がクラウドコンピューティングを導入した場合に予想される構成管理や変更管理などの業務の煩雑化に対応するもの。同社では24時間体制で運用する「LCMセンター」を新たに開設し、ユーザー企業のIT資産の管理をライフサイクルに基づいて支援するという。

 サービスメニューは、「PC LCM」「シンクライアントLCM」「ネットワークLCM」「ITインフラLCM」「アプリケーションLCM」「クラウドLCM」の6種類。同社が窓口となり、複数ベンダー間での契約や保守、請求といった業務を一元化する。

 同社ではサービス提供初年度に10億円の売り上げを見込む。

各メニューの内容
サービス 概要
PC LCM PCやタブレット型情報端末、スマートフォンなどのクライアント端末の選定・調達にはじまり、セキュリティ対策、ライセンス管理、問い合わせ対応、リプレースなどを一貫してサポート
シンクライアントLCM サーバ、ネットワーク、アプリケーションを含めたシンクライアント環境の設計、構築や導入教育、利用申請受け付け、問い合わせ対応など一貫してサポート
ネットワークLCM リモートアクセス環境の企画、提案、設計、構築にはじまり、エンドユーザーからの利用申請受け付けや通信機器の手配、管理や問い合わせ対応など一貫してサポート
ITインフラLCM リモート監視により、顧客のオフィス内や、データセンターに導入するサーバやネットワーク機器の運用・保守を行う。また、運用情報や契約情報から障害を未然に防ぐ対策やリプレースの提案も行う
アプリケーションLCM アプリケーションソフトの企画、提案、設計、開発にはじまり、アプリケーションの運用・保守やセキュリティ対策、改善提案など一貫してサポート
クラウドLCM アセスメント、導入後のサービスレベル管理、効果測定において、クラウドコンピューティングの効果的な活用方法をサポートする

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ