NetIQ、従業員の不正行為を検知する「Luminet」を発売

従業員によるアプリケーションの操作を監視し、不正行為の検出と再現を可能にしている。

» 2010年09月02日 16時21分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 NetIQは、企業内部での不正行為を管理するためのソリューション「Attachmate Luminet」を発売した。機密データへの不正アクセスといった不正行為への対応を強化できるという。

 本製品はネットワークキャプチャ技術を利用して、従業員によるアプリケーションの操作を監視する。許可されていない操作や日常的な行動とは異なる操作を検知して、管理者に通知するとともに、検知した操作内容を画面上で再現する。

 またダッシュボード機能を利用して、ユーザーの疑わしい行動パターンを把握でき、管理者はすぐにこれに対応したルールを作成、適用できるとしている。

 同社によれば、企業の内部不正の多くは発覚するまでに1年以上かかるという。発覚時には情報漏えいや情報の悪用などによって深刻な被害が発生している場合もある。ビジネスの損失や企業イメージの低下、経済的損失も生じ、その規模は2011年に世界全体で約3000億ドルに上る見込みだという。

 製品価格は監視対象のユーザー数とプロトコル数によって異なり、443万円(税込み)からとなっている。

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