IDC Japanは、2014年までの国内クラウドサービス市場における年平均成長率を37.5%と予測している。
調査会社のIDC Japanは9月28日、国内クラウドサービス市場の予測を発表した。
同社によると、2010年の市場規模は2009年比41.9%増の443億円になるという。2009〜2014年における年平均成長率は37.5%。2014年の市場規模は1534億円と予想する。
この背景には、「クラウド」がIT専門媒体だけでなく、一般紙やテレビなどでも取り上げられるようになり、認知度が急速に高まっていることが挙げられる。また、ユーザーとなる企業の規模やITに関する個別の課題に対応する「適材適所型」のクラウドサービスの提供が普及を促進させると同社は分析する。
クラウドサービスは、提供側が販売コストを抑制する目的でポータルなどを構築し、ユーザーが自らサービスを選択する「セルフサービス」が特徴の1つとなっているが、ユーザー企業は対面販売に慣れ親しんでいるため、セルフサービスの利用を促進する施策が提供側に求められるとも同社は指摘している。
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