Appleは、累計70億本ダウンロードを誇るモバイルアプリストア「App Store」のMac版、「Mac App Store」を発表した。3カ月以内にオープンする。
米Appleは10月20日(現地時間)、本社で開催した新製品発表会「Back to the Mac」において、これまでiPhone、iPad、iPod向けに提供してきたApp StoreのMac版に当たる「Mac App Store」を発表した。3カ月以内にオープンし、Mac OS X Snow Leopard搭載のMacで利用できるようになる。
iPhone、iPad、iPod向けApp Storeは、2008年に「iPhone 3G」発売と同時にオープンし、これまでに70億本以上のアプリがダウンロードされた。サードパーティーの開発者が登録した有料・無料のアプリケーションをユーザーが検索・評価・購入できるという、オンラインアプリストアのさきがけとなったサービスだ。Appleはこのシステムを導入することで、Macの売り上げを強化する狙い。
Mac App StoreはiTunesと同様の独立したアプリケーションで、iPhone版と同じようにカテゴリー別になったアプリをダウンロードし、Macにインストールできる。利用にはiTunesのアカウントを利用する。インストールしたアプリは自動的にアップデートされる。
Appleの発表によると、第4四半期のMacの販売台数は過去最高の389万台で売上高は220億ドル。これは同社の売り上げの33%を占める。今回のスペシャルイベントでは、MacBook Airの新モデルとデスクトップ向け新OS「Mac OS X Lion」が発表された。
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