“ジオソーシャル”サービス利用者はネットユーザーの4%――米Pew Internet調べ

foursqareが点火し、FacebookやGoogleが注力している位置情報を利用した「チェックイン」サービスに関する調査結果が発表された。

» 2010年11月05日 13時04分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 非営利団体Pew Internet & American Life Projectが11月4日(現地時間)に発表した調査報告によると、米国でfoursquareやGowallaなどの位置情報サービスを利用しているのはネットユーザーの4%だという。

 Pew Internetは、foursquareやGowallaなど、ユーザーが訪問した場所で「チェックイン」して友達と位置情報を共有するサービスを「ジオソーシャル」サービスと名付け、こうしたサービスの利用状況を調査した。GPS機能搭載のスマートフォンが普及するにつれ、位置情報サービスに注目が集まっている。

 同調査は、米国在住の18歳以上の成人3001人を対象に電話で行われた。ジオソーシャルユーザー層を年齢別に見ると、18〜29歳のユーザーの利用率が最も高く8%で、30〜49歳の4%の2倍だった。性別では男性が6%、女性が3%だった。また、モバイル端末からの利用率は7%だった。

 今回の調査結果ではジオソーシャルサービスの利用率は高いとはいえないが、Pew Internetはこうしたサービスと共通点の多いTwitterとそれに類するサービスの成長率を引き合いに、ジオソーシャルサービスが成長する可能性を指摘している。Pew Internetのデータによると、Twitterとそれに類するサービスの利用率は2008年8月の時点で6%だったが、2年後の2010年8月には24%に成長している。Twitterは2007年6月にサービスを開始している。foursquareのサービス開始は2009年10月だった。

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