オバマ大統領は2回目の一般教書演説で、米国民の98%が5年以内に次世代高速無線ネットワークを利用できるようになると語った。
「米国はGoogleとFacebookを生んだ国だ。イノベーションは米国民の生活を変えるだけでなく、生活の手段なのだ」――バラク・オバマ米大統領は1月25日(現地時間)に行った一般教書演説でこう語り、高速インターネットを含むインフラ整備を加速する方針を打ち出した。
米合衆国政府はこの演説を米Google傘下のYouTubeでライブ配信し、現在も視聴できるようにしている。
「5年以内に、米国民の98%が利用できる次世代高速無線ネットワークを企業が導入できるようにする。これは、単にインターネットの高速化や通話体験の向上だけでなく、米国全土をデジタル時代に招くことを意味する」と語り、例としてアイオワ州やアラバマ州の農業従事者が世界に向けて農作物を販売したり、患者が医師とビデオ会議で診察を受けられる世界を描いてみせた。
米政府は、2020年までに米国民が無線で利用できる周波数帯を2倍に拡大する「National Broadband Plan(全米ブロードバンド計画)」に取り組んでいる。
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