ニフティクラウドで連携する国産アプリ、デモサイトが公開

ISV20社が参加するニフティクラウド ワーキンググループは、シングルサインオンと統合ID管理の利用で、複数アプリケーションの連携を実現した。

» 2011年02月07日 15時48分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 国内の独立系ソフトウェアベンダー20社が参加する「ニフティクラウド ワーキンググループ」は2月7日、ニフティのクラウドサービス「ニフティクラウド」上でのアプリケーション連携を実現したと発表した。シングルサインオン(SSO)と統合ID管理を利用し、3種類のアプリケーションを連携させるデモサイトを開設した。

 同組織は、ニフティクラウドを利用して純国産アプリケーションのコモディティ化を目指す「サムライクラウド」構想を推進している。アプリケーション連携は、サムライクラウド構想の実現に向けた主要な取り組みの1つという。

 今回の連携では、オープンソースベースのSSOソフトウェア「Secioss Access Manager」と、統合ID管理ソフト「Secioss Identity Manager」を利用した。国立情報学研究所が開発した情報共有基盤システム「NetCommons」と、マインドが支援するオープンソースの勤怠管理システム「MosP勤怠管理」、日本シー・エー・ディーの大容量ファイル転送サービス「ATGateway」を1つのID、パスワードで利用できる。

 デモサイトにデモ用のID、パスワードでログインすると、NetCommonsによるスケジュール機能の画面がポータルとして表示される。左側のサービスリンク一覧にあるMosP勤怠管理とATGatewayを、ログインした状態のまま利用できる。

 ニフティクラウド ワーキンググループでは、Webメールやメール監査、文書検索、グループウェア、コラボレーションソフトウェア、CRM、アンケートシステム、Web会議のアプリケーションも追加する予定。また、Goolge AppsやSalesforceなどの外部サービスとの連携も検討している。

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