「GmailではGtalkが使えるが、HotmailならWindows Live MessengerとFacebookチャットを使える」とMicrosoft。
米Microsoftは2月21日(現地時間)、Webメールサービス「Hotmail」の受信トレイでFacebookの友達とチャットできる機能を世界のユーザーに提供開始したと発表した。Microsoftは昨年9月にこの機能を限定地域(米、英、仏、独、露、ブラジル)で公開している。今回の範囲拡大で、HotmailとFacebookの両方のアカウントを持っているすべてのユーザーは、FacebookのアカウントをWindows Liveに接続することでこの機能を利用できる。
Hotmailのグループプログラムマネジャー、ディック・クラドック氏は公式ブログで、「米GoogleはGmailの受信トレイに自社のチャットシステム(Gtalk)を組み込んだが、われわれはHotmailに自社のチャットだけでなく、Facebookチャットも組み込むことで一歩先んじた」とコメントしている。
この機能を使うには、Windows Liveの「他の利用中のサービスをWindows Liveに接続」でFacebookを選択し、「Facebookの友だちとMessengerでチャットする」のチェックを入れ、「Connect with Facebook」をクリックする。これでHotmailの受信トレイの「Messenger」に、Facebookの友達名が追加され、クリックすれば相手とチャットできるようになる。
Microsoftは昨年8月に一部地域でWindows Live MessengerでFacebookの友達とチャットできるようにしており、2月に入ってこのサービスの提供対象を世界に拡大した。現在FacebookのアカウントをWindows Liveと接続しているユーザー数は2000万人以上という。
MicrosoftはBing BarでFacebookのアクティビティ管理機能を追加するなど、Facebookとの提携を強化することで米Googleのサービスとの差別化を図っている。
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