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» 2011年03月16日 08時00分 公開

第3回 震災におけるメンタルヘルスとボランティア東北地方太平洋沖地震からの復興 ── リスク管理、危機管理、そして復旧(3/3 ページ)

[戸村智憲,ITmedia]
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 ボランティアは、バラバラに参加するのではなく、政府や公的機関やNPO・NGOを通じて参加することが望ましい。こうした機関なら、現地の危機管理責任者と合意・調整が円滑に行えるはずだ。ボランティアの好意が存分に力となるだろう。援助物資も、バラバラに送っては、物流の混乱や現地の保管場所手配などで、かえって被災地には負担になりかねない。物資面でも、現地担当者と調整可能な政府・公的機関・NPO・NGOなどで集約して送ってほしい。

一人ひとりの社会的責任「ISR」が問われている

 ボランティアとして被災地に駆けつけられなくとも、最寄りの献血センターで血液支援を行うこともできるし、この震災に関しては、下記の窓口にて災害義援金を募集している。わたしが郵便局で得てきた内容は以下のとおりだ。

郵便局で得られた災害義援金の情報

中央共同募金会東北関東大震災義援金(平成23年9月30日金曜日まで)

 郵便振替 口座記号番号:00170-6-518

日本赤十字社東北関東大震災義援金(平成23年9月30日金曜日まで)

 郵便振替 口座記号番号:00140-8-507

宮城県災害対策本部(平成24年3月13日火曜日まで)

 郵便振替 口座記号番号:00170-0-526

※これらの災害義援金は、ゆうちょ銀行の各店舗・郵便局の「貯金窓口での通常払込み」に関してのみ、無料送金サービスが受けられます。もちろん、「ATMによる通常払込み」や「ゆうちょダイレクト」でも送金可能ですが、送金手数料が別途かかります。


 なお、非常に残念なことに、この震災を救援するとした義援金・募金をかたる詐欺が既に発生している。インターネットでは、義援金を募集するかのように装うフィッシングサイトも発見された。インターネットから募金する場合は、信頼されるサイトのトップページからアクセスして募金ページに行くことをお勧めする。転送メールなどのリンク先からアクセスすると、フィッシングサイトや偽ページに誘導されることもあり得る。

 人は自然の猛威には無力だ。しかし、人は人を支えることができる。人の心を支える力は大きく優しく逞しい。今にも折れそうな心を支えるのは、われわれに託された重要な役割だ。企業の社会的責任(CSR)として、企業からの支援・物資提供・義援金などが望まれる。そして、それ以上に日本を支える一人ひとりが担う個人の社会的責任(ISR)が、今の日本で求められているのである。

 被災地の一日も早い復旧・復興を祈っている。そして、それとともに被災された方々の「心の復興」を一日も早く支援し、そして必要とされる限り見守っていければと願っている。

 連載の次回以降でも、引き続き、リスク管理、危機管理、そして復旧のためのポイントを改めて説明していきたい。

お知らせ

日本マネジメント総合研究所では2011年4月末まで、企業規模・団体の規模にかかわらず、災害対策に必要な相談やアドバイスなどの危機管理支援コンサルティングを無償提供することを決定しました。メール、電話、FAX、郵便で受け付け、時間の許す限り対応します。

日本マネジメント総合研究所 理事長・戸村智憲

URL:http://www.jmri.jp/ Mail:info@jmri.jp

〒146-0094

東京都大田区東矢口2-16-18 クレストUビル302

TEL:03(3750)8722 FAX:050(1402)5157


プロフィール 戸村智憲(とむらとものり)

戸村智憲

日本マネジメント総合研究所理事長。早大卒、米国MBA修了、国連勤務にて国連内部監査業務の専門官などを担当。企業役員として監査統括、人事総務統括、(株)アシスト顧問、JA長野中央会顧問、岡山大学大学院非常勤講師などを歴任する。現在、企業や医療福祉機関、農協などのリスク管理・危機管理を指導している。


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東北地方太平洋沖地震 | 地震 | 停電


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