Amazon EC2のHPCサービスが、入札方式の課金モデルで安価に利用できるようになった。まずは米国の一部地域でスタートした。
米Amazon傘下のWebサービス企業Amazon Web Services(AWS)は4月7日(現地時間)、オンデマンドでハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)を提供するサービス「Cluster Compute Instances」および「Cluster GPU Instances」の課金モデルにSpot Instancesを加えたと発表した。まずは、米国の東部地域で利用可能になる。
Cluster Instancesは、複数のインスタンスをクラスタ化することで、HPCアプリの稼働を可能にしたサービス。オンデマンドでの料金は、Cluster Compute Instancesが1時間当たり1ドル60セント、Cluster GPU Instancesが同2ドル10セント。未使用のリソースに対する入札でインスタンスを購入するSpot Instancesでは、記事執筆現在、前者が1時間当たり5.89セント、後者が1時間当たり7.11セントになる(価格は需要と供給に応じて定期的に変動する)。
AWSは、この組み合わせはバッチ処理やバックグラウンドでのプロセッシング、Webクローリング、ビデオトランスコーディングなどの作業に最適だとしている。
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