米陸軍のAndroid搭載端末「Joint Battle Command-Platform Handheld」では、敵軍の位置をマップ上にインプットして友軍に知らせたり、兵士の動きをトラッキングして把握できる。
米陸軍は4月18日(現地時間)、戦場で兵士が利用するスマートフォンアプリのフレームワークとして、米GoogleのAndroidを採用したと発表した。
米軍は既にAndroidベースのデバイス「Joint Battle Command-Platform Handheld」のプロトタイプをテスト中という。同デバイスには、米連邦政府が所有するAndroidベースのフレームワーク「Mobile /Handheld Computing Environment」で作成したアプリが搭載されている。
このデバイスでは例えば、敵の位置情報をGPSと地図を利用して友軍に提供したり、重要なメッセージを安全に送受信できるほか、連絡帳やオフィス文書ビューワなど一般的なスマートフォン機能も備える。
米陸軍は7月に開発者キットを一般に公開し、サードパーティーが同デバイス向けのアプリを開発できるようにする計画だ。
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