日本マイクロソフトとIIJは、企業が自社所有するWindowsシステムをIIJのクラウド環境へ移行するのを支援する新サービスを開始する。
日本マイクロソフトとインターネットイニシアティブ(IIJ)は4月27日、企業が自社所有するWindowsシステムをIIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」の環境へ移行するのを支援する新サービスを5月に開始すると発表した。
新サービスでは、Windows Server環境で構築されたメールやサーバ、データベース、ファイルサーバなどの情報システム資産を、IIJ GIOサービス上に構築したMicrosoft Hyper-Vによる仮想サーバ環境に移行することを支援する。日本マイクロソフトの保守サポートが終了しているWindows 2000 Serverも一時的に移行できる。システムをクラウド環境に移行させることで、電力消費量の削減や事業継続性の強化が図られるという。
2社では、アイティークルーおよび日本ビジネスシステムズとも協力し、新サービスを担当する20人規模の専任エンジニアチーム「IIJ GIOクラウドマイグレーションファクトリー for Windows」を組織する。顧客でのサーバ利用環境や移行対象のソフトウェアライセンスの確認、移行手段の確定、サーバの診断、自動化ツールの適用といった作業を担当する。また、新サービスの販売をIIJや同社の協力企業、オリックス、オリックス・レンテックが担当。今後1年間で300組織の1000台のコンピュータの移行支援を実施する計画である。
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