マイクロソフトとIIJ、クラウド向けサービスの提供で協業

IIJとマイクロソフトはHyper-VベースのWindows Server環境をクラウド上で提供することを目的に協業を発表した。サービスの提供は2010年5月の予定。

» 2009年10月27日 18時09分 公開
[ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)とマイクロソフトは10月27日、Windows Server環境に特化したプラットフォームサービスの提供で協業を発表した。サービスの提供は2010年5月の予定。

 協業の要旨は、マイクロソフトの仮想化技術「Hyper-V」および運用管理ソフトウェア「System Center」などで構成されるホスティングプロバイダー向けデータセンター構築ツール「Dynamic Datacenter Tool kit」をIIJのクラウド基盤「IIJ GIO」に用いるというもの。

 IIJ GIOは、プライベートクラウドサービス(GIOプライベート)を2009年11月に、パブリッククラウドサービス(GIOパブリック)を2010年4月に提供開始する予定だが、今回の協業により、Windows Serverベースのクラウド環境を提供する用意が整ったことになる。これにより、Windows Server環境で動作検証がなされたアプリケーションの変更や作り直しを行うことなく、Windows Server環境をクラウド上に構築することが可能となるとしている。

 同サービスの提供に当たり、マイクロソフトは、ISV各社と協力し、各種アプリケーションの動作検証を実施するほか、両社共同でのマーケティング活動を展開する。

 IIJは、サービス開始から3年間で、サーバ4000台規模の販売を目標としている。

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