仮想化技術を組み合わせた「どこでもお仕事パック」を発表 ネットワールド

ネットワールドは遠隔地から企業内のデスクトップ環境をセキュアに利用できるサービスを販売する。

» 2011年04月27日 17時50分 公開
[伏見学,ITmedia]

 ネットワールドは4月27日、リモートから社内のデスクトップ環境を利用できるサービス「どこでもお仕事パック」を発表した。5月9日より販売開始する。

 新サービスは、英StorMagicの仮想共有ストレージソフトウェア「StorMagic SvSAN」、米Citrixの仮想デスクトップ「Citrix XenDesktop」または米VMwareの仮想化デスクトップ「VMware View」、米HPのIAサーバ、米Fortinetの複合脅威セキュリティアプライアンス「FortiGate-60C」を組み合わせたパッケージ製品。個人所有のPCなどを利用して企業のデスクトップ環境にリモートアクセスできる。

 セキュリティ面では、FortiGate-60Cの機能によって、ネットワークログイン用のIDとURLさえあれば、VPNクライアント専用ソフトをインストールすることなくSSL-VPNユーザーの通信をチェックし、ウイルス感染から企業のネットワークを防御できる。一般的にVPNは、クライアントPCにソフトをインストールする必要があり、設定工数、ライセンス費用やセキュリティ確保がボトルネックとなっていた。

 価格は、50同時接続でCitrix XenDesktop搭載モデルが819万3400円(税別)から、VMware View搭載モデルが745万4900円(税別)から。いずれも3年間ライセンス、保守費用、初期導入費用を含む。同社は初年度で30パッケージの販売を目指している。

導入構成イメージ 導入構成イメージ

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