NTTデータ ジェトロニクスは、携帯電話のショートメッセージサービスを利用したユーザー認証システムを発売する。
NTTデータ ジェトロニクスは6月30日、ユーザー認証に携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を利用する認証システム「認証マスター for VPN」(仮称)を7月20日に発売すると発表した。在宅勤務などのリモートアクセスでの利用を見込む。
新システムでは、事前に登録された携帯電話あてにSMSでワンタイムパスワード(OTP)を通知する。受信者は、SMSに記載されたOTPで一定時間以内にリモートアクセスが行う。認証サーバやアライドテレシスのVPNアクセスルータ「CentreCOM AR560S/AR570S」などで構成されたシステムとなっている。
リモートアクセス向けのユーザー認証では、専用ハードウェアや端末にインストールするアプリケーションを利用するのが一般的だが、ユーザー側に準備の手間やコストがかかってしまうことが課題の1つにある。新システムは、ユーザーが所有する携帯電話やスマートフォンと既存のメールサービスを利用するため、こうした課題を解決できることが期待される。
価格は、25ユーザー使用の最小構成の場合で初年度51万5000円(税別)となる。
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