富士通 自社サイトのWebアクセシビリティを改善――達成度は「AA」

主に高齢者や障がい者のウェブアクセシビリティを向上するため、富士通のWebサイトが「JIS X 8341-3:2010」に対応した。達成度は「AA」の評価。

» 2011年07月08日 15時40分 公開
[石森将文,ITmedia]

 富士通は7月8日、同社サイトのトップページがWebコンテンツの日本工業規格「JIS X 8341-3:2010」に対応したと発表した。主に高齢者や障がい者のWebアクセシビリティ向上が目的だという。

 JIS X 8341-3:2010は、2008年12月に発表された「WCAG 2.0」に協調する形で2010年8月に公開されたもの。客観的な試験によって、アクセシビリティの達成状況を確認できることが、従来の規格とは異なる点だ。達成度は3段階(A/AA/AAA)で評価され、総務省による「みんなの公共サイト運用モデル」では、2014年度末までに「AA(一部準拠)」を達成することが望ましいとされている。今回の取り組みにより富士通のサイトは「AA」であることが確認できたという。

背景色と文字色のコントラスト比を「4.5:1」以上とし、視認性が向上した
マウス操作が困難なユーザーでも簡単に本文にアクセスできるよう、Tabキーでスキップリンク(ページ内の特定の場所に移動せるためのリンク)を表示できるようになった

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