日産自動車、EV用バッテリ新工場にSAP ERPを導入へ

電気自動車(EV)用バッテリを生産する座間工場に引き続き、英国の新工場にも導入する。

» 2011年09月15日 14時55分 公開
[ITmedia]

 日産自動車が2012年に操業を予定する英国サンダーランド工場での生産計画系システムに、SAP ERPの採用された。SAPジャパンが9月15日に発表した。

 サンダーランド工場は、日産自動車およびRenaultが販売する電気自動車(EV)のリチウムイオンバッテリを生産する海外初の専門工場で、年間6万基の生産が計画されている。日産自動車としては、神奈川県の座間工場に次ぐ2拠点目のEV用バッテリ工場となる。

 SAPジャパンによると、座間工場では2010年にSAP ERPが導入され、生産計画の作成から実績管理までを統括する計画系システムとして稼働している。英国の新工場での採用は、グローバル展開を想定した業務システムを導入するという日産自動車の取り組みの一環となる。

 日産自動車は、米国、ポルトガル、フランスでもバッテリ生産工場の展開を進めており、世界5拠点で年間50万基の生産を計画している。

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