NEC、可用性を高めた「Express5800/スケーラブルHAサーバ」シリーズの新製品発売

運用管理チップを搭載し、高可用性ソフトウェア「CLUSTERPRO」と連携する4製品を投入する。

» 2011年10月24日 12時53分 公開
[ITmedia]

 NECは10月24日、基幹システム向けサーバ製品シリーズ「Express5800/スケーラブルHAサーバ」の新製品4モデルを発表した。独自開発の運用管理チップ「EXPRESSSCOPEエンジンSP2」を搭載し、高可用性ソフトウェア「CLUSTERPRO」との連携を強化している。

 EXPRESSSCOPEエンジンSP2は、温度や電源の異常といったハードウェア障害の予兆を検知し、OSを介さずに直接「CLUSTERPRO」に通知する。CLUSTERPROとの連携で、安定稼働する別のサーバにすぐに業務が引き継がれるようになる。これにより、業務停止時間を従来に比べて70%以上短縮できるという。また40度の動作環境にも対応した。

 4モデルのうちシリーズに新たに追加された「Express5800/A1040a」は、エントリーモデルとして、RAIDカードを2枚内蔵する。システム起動ディスクの接続インタフェースを冗長化しており、可用性を高めた。内蔵HDDも12台まで拡張できる。同モデル以外の3モデルは、既存の製品構成をベースに最大10年の長期保守サポートを新たに提供するものとなっている。

 新製品の希望小売価格および出荷開始日は次の通り。

製品名 希望小売価格(税別) 出荷開始日 最小構成
4wayモデル「Express5800/A1040a」 146万円から 10月31日 インテル Xeon プロセッサE7-4807×1、メモリ4Gバイト、146GバイトHDD×2
「Express5800/A1080a-S」(長期保守対応モデル) 301万5100円から 11月1日 インテル Xeon プロセッサ E7-4820×1、メモリ16Gバイト、300GバイトHDD×2
「Express5800/A1080a-D」(長期保守対応モデル) 516万100円から 11月1日 インテル Xeon プロセッサ E7-4820×1、メモリ16Gバイト、300GバイトHDD×2(※上記構成を1筐体に2台搭載)
「Express5800/A1080a-E」(長期保守対応モデル) 1293万4100円から 11月1日 インテル Xeon プロセッサ E7-8830×8、メモリ32Gバイト、300GバイトHDD×2
Express5800/A1040a

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