キヤノンソフト、クラウド上で稼働するクラウドアプリ開発基盤「Web Aviator」を発売

キヤノンソフトはAWSのクラウド環境上で稼働するクラウドアプリケーション開発基盤「Web Aviator」を7日より提供する。

» 2011年12月05日 14時12分 公開
[ITmedia]

 キヤノンソフトは12月5日、米Amazon Web サービス(以下、AWS)のクラウド環境上で稼働するクラウドアプリケーション開発基盤「Web Aviator」を、大手・中堅企業のIT部門やSIベンダー向けに12月7日より提供すると発表した。

 Web Aviatorは、AWSのAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2R)とAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)上で稼働する、エンタープライズ向けのクラウドアプリケーションを簡単にすばやく構築できる開発基盤になる。AWSのクラウド上で動作することで、必要な時に必要なだけリソースを使用できるという。Web Aviatorに必要な環境はWebブラウザのみとなり、また、マウスによる直観的なGUI操作可能な開発エディタを提供することで、開発生産性の向上を見込む。開発・検証終了後はAWS上の本番環境へワンクリックで配備でき、ユーザーがエンタープライズ向けのクラウドアプリケーションを使用することが可能になるため、ビジネスの俊敏性向上にも貢献するとしている。

 マルチブラウザ環境に対応したクラウドアプリケーションの開発が可能で、PCブラウザ用以外に、スマートフォンブラウザ用Webアプリケーションも容易に作成できるという。Web Aviatorには2つのライセンス形態があり、開発スタート時に必要なライセンス「Web Aviator S ライセンス」は無償で、開発が終了し検証・本番移行時に必要となるフルライセンス「Web Aviator F ライセンス」は50ユーザーから、72万円/年となっている。開発のみであれば無償のため、初期投資コストを抑えることができるとしている。

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