トーヨデンサン、ファイルサーバの統合でTCOを削減導入事例

EMCの中小企業向けストレージ「EMC VNXe」で、社内に乱立していたファイルサーバを統合した。

» 2012年02月09日 13時13分 公開
[ITmedia]

 業務システムの開発や構築などを手掛けるトーヨデンサン(愛媛県四国中央市)が、ファイルサーバの統合によるコスト削減を目的にEMCの中小企業向けストレージ製品「EMC VNXe3100」を導入した。EMCジャパンが2月9日に発表した。

 トーヨデンサンは、社内でのファイルの保管にサーバ内蔵のHDDや外付けHDD、低価格のファイルサーバなどを組み合わせて利用していた。ディスク容量が不足するごとにストレージを増設してきたことで管理者が異なるファイルサーバが乱立。保管場所の把握が困難になり、バックアップの運用も複雑になるなどの課題を抱えていた。

 導入したVNXe3100は、ハイエンド製品で実績のある機能や信頼性を備え、ウィザードを利用して導入作業が容易にできることから採用されたという。設置および導入が一日で完了。その後の運用でもグラフィカルな管理コンソールを使って動作状況やリソースの使用状況を把握できるようになり、管理工数を大幅に削減した。現在は全社員が利用している。

 今後同社は、営業部門や開発部門のファイルサーバの集約や、PCやサーバへの仮想化技術の適用を視野に、同ストレージのさらなる活用を検討している。

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