ネットアイキュー、ランブック自動化製品の新版を発売 システム連携を強化

「NetIQ Aegis 2.3」では他システムとの連携を強化したほか、クラスタ環境への対応強化を通じて可用性を向上させたという。

» 2012年04月19日 22時46分 公開
[本宮学,ITmedia]

 ネットアイキューは4月19日、ランブック自動化ツールの最新版「NetIQ Aegis 2.3」を発売した。NetIQ Aegisは、設定したワークフローに基づき日常的なシステム運用管理や障害対応などを自動化するというもの。新バージョンでは、他システムとの連携強化や可用性の向上などを図ったという。価格は250万円から。同日から出荷を開始する。

 他システム連携では、業務プロセスをリモートシステム経由で実行させるための「Aegis Event Generator CLI」(Command Line Interface)を新たに搭載。また、Webサービス経由でシステムを制御する機能も強化し、NetIQ Aegisから特定のアプリケーション向けのアダプタを介さずに制御できるシステムを増やしたとしている。

 また、Windows Server 2008でのクラスタリングを行うソフト「Microsoft Failover Cluster」への対応を強化した。これにより、NetIQ Aegisを構成する各コンポーネントをクラスタ環境の仮想サーバにインストールできるようにし、システムの可用性を向上させるという。具体的には、これまでもクラスタリングをサポートしていたAegis DBサーバに加え、プロセス実行エンジンのAegis Serverと、ユーザーインタフェース部分を担うAegis Web Serverのクラスタ化に対応した。

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