世界で初めてデータセンター間接続にネットワーク仮想化技術を採用し、オンプレミス環境やクラウド環境間でのシームレスな接続を可能にしたという。
NTTコミュニケーションズは6月11日、企業向けパブリッククラウドの新サービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を29日から提供すると発表した。ネットワーク仮想化技術の「OpenFlow」を世界で初めてデータセンター間接続に採用し、ICT基盤を柔軟に拡張できるようにするという。
新サービスは、サーバやネットワークなどのITリソースを時間による従量課金で利用できるもの。国内外で利用可能なVPN回線サービス「Arcstar Universal One」とも接続され、Arcstar Universal OneのユーザーはBizホスティング Enterprise Cloudへの接続料金が無料になる。
またソフトウェアを利用して自在にネットワーク構成を組めるOpenFlow技術の採用により、海外のデータセンターにデータをバックアップできる「グローバルデータバックアップ」も提供する予定。通常は必要最小限のネットワーク帯域だけにしてデータをバックアップし、大量のデータをバックアップする必要が生じれば、すぐに帯域を拡張してこれに対応できるという。
開始当初は、日本と香港の同社データセンターからサービス提供する予定。2013年3月までに米国(2拠点)、英国、シンガポール、オーストラリア、マレーシア、タイの各データセンターでも順次開始し、各データセンターとも共通のサービス仕様・品質にするとしている。
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